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ある日、突然、隣に脅威が・・・
先日、某コンサルタントの話しを聞くことができた。
彼は、有名な再建屋なのだが彼の話しによるとどの業界においても ある日突然、隣のビルに強力なライバルが出現する時代になっているという。
彼自身も会社をいくつも立ち上げているのだが、会社の売買も
行っているという。
その際にファンドなどを設定するのだが、
例えば、資本金1千万円程度のユニークな印刷屋があったとすると
そこへ資本を注入する。
単にそれだけでは、企業価値が上がらないので、まったく異なる
会社とくっつけてしまう。
しかも周辺の同業から顧客を買い取ってしまう。
そうすると立ち上げて1ヵ月後には、いきなり売り上げ10億円の
競合企業がとなりに出現してしまうことになるのだという。
しかもそれは、年商ではなく月商だという。
そして企業価値を高めて、場合によっては、会社ごと売ってしまう。
社会の変化に追いつけない成長スピード
そういってしまうと儲けだけを意識した守銭奴のような感じを受ける。
しかし、社会の変化が激しい時代において、ひとつのビジネスモデルの寿命は
5年だという。
だから社長は常に80%の力を今の仕事に注ぎ、20%の力は次の仕事へ
向けていなければいけない。
でなければ、いきなり隣に出現するライバルに負けるか、世の中の
流れに沿うことができなくて消えるだけ、ということになってしまう。
世の中の変化=人々の意識の変化に常に合わせて、変化できればよいのだが
企業の成長あるいは変化のスピードは、往々にしてついていけない。
氏は、ハンドルが切れていない企業というが移ろいの激しい時代に
的確なハンドルを切れる経営者も少ないだろう。
そして先の10億円を売る企業もまた5年後には陳腐化するのだ。変わらない限り。
難しい固定概念の打破
少し話しはそれるが、氏の話しでは、コンサルタントをしていて一番
やっかいなことは、依頼企業の経営者の固定概念を突き崩すことだという。
例えば、旅館と和服のメーカーをコラボレートする話しがあり、旅館を利用して
新しい和の結婚式・披露宴をやろうと提案したところ、和服の社長から
「うちは和服のメーカーなのでそんなレンタルのようなことはしない」と
お叱りを受けたという。
レンタル料で販売する以上に利益が上がるのに。
変わることの難しさの元凶は、経営者であり、古い企業体質であったりする。
そのような「うちは○○だから・・・できない」という話しは多く、説得 するのに半年もかかることがあるという。
同じように寿司屋に玉子を納品している「玉子屋」に肉おにぎりを提案したところ
「玉子屋だから・・・」と当初、断ってきたそうだ。
コンサルタントの彼は、市場調査をし、寿司屋がだめなら居酒屋に尋ね、
何がほしいのかを聞き、さらに手間のかかる肉おにぎりを提案すると、冷凍でも
欲しいと言われたそうだ。
コンサルタントだけでなく、営業もしてしまった。
今、玉子屋さんは、肉おにぎりを生産し、会社も持ち直しているという。
かつて企業の平均寿命は、20年と言われていた。
しかしインターネットの出現によって、企業の平均寿命は10年を切るようになった。
少し前で8年といわれていたのだが今はもっと短くなっていることだろう。
それは、先のビジネスモデルの寿命が5年ということと無関係ではない。
変わるのか、売却するのか、企業の成長の姿も様々だが企業の存在意義が誰かの
役に立っているということが基本であることを忘れて成長はない。
氏が始めに問うのも「誰の役に立とうとしているのか?」を聞いている。
儲けにフォーカスしてしまい、ややもするとお客の目線を忘れがちになる企業が多いからだ。
儲けが先にあるのではなく、「ありがとう」の結果が儲けなのだから。
あなたの会社のお客様は、誰でしょう?ちゃんと見えていますか?
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